独立・起業を意識した時
独立を考えた時、その人は、期待に胸を膨らませます。 ワクワクしていると、夢が広がります。- 事業が成功したら、社員旅行はやっぱりハワイかなー?
- 苦労をかけている(?)家族にも何かしてやりたいし、、、
- 少しは、自分にもご褒美を・・・
- 社長なら、ロールスロイスに乗ってもいいかな?
- 収入が安定するのはいつなのか?
- 家賃は払えるのか?
- 子供の学費はどうなる?
- 万が一、失敗したらどうなるのか?
失敗したいと思って独立する人はいません。
しかしながら、現実の数字はすごく厳しい。「設立から10年後も存続している会社は、全体の1割に満たない」 なんていう話を耳にしたことありませんか?
東京商工リサーチの”全国企業倒産状況”によれば、
「2009(平成21)年3月度の全国企業倒産件数(負債額1,000万円以上)は1,537件、負債総額が1兆782億4,100万円となった。」だそうです。
http://www.tsr-net.co.jp/index.html
[参考]中小企業庁:調査統計
http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/index.html
じゃあ、どうすればいいんだ?
成功するためには、「人、物、金、情報」だっけ???
私は、こう考えています。
現在の経済環境は、厳しいです。
やみくもに独立してマンパワーだけで成功するのは至難の業です。
だから、先ずは
「今、独立すべきかどうか?」
を、事前に真剣に考える必要がある。
「いける!」と思うなら、先に進めばいい。
場合によったら、独立は見合わせる。
これくらい慎重に考えて、丁度良いのではないでしょうか?
独立のタイミング
本当に”今”独立すべきなのか?
一度、真剣に検証してみたらどうでしょうか。結局、その答えを出すのは、自分です。
独立か、再就職か
時期尚早かも知れません。それなら、最適な時期に備えれば良いですね!
独立を断念することも、大切な判断かも知れません。
この判断が冷静に出来たなら、スッキリした気持ちで別の道を進めるのでしょう。
どうしても今独立したい
腹をくくって、がんばりましょう。決断したのは自分です。
この先は、どんなことが、あっても誰のせいにも出来ません。
経済情勢、環境のせいにしたところで、どうにもなりません。
いいんですね?
もう一度、考えますか?
あるいは、
こういう考え方もあります。
とにかく、トライしてみたい。
駄目だと思ったら、その時やり直せばいい。
意外かも知れませんが、こういう考え方で成功している経営者も結構いらっしゃいます。
肩の力が抜けているので、冷静な判断が出来るのでしょうね。
本気でない訳ではなく、リスク(危機管理)に敏感で、同時に小回りの効く動きが出来ているのです。
どうでしょうか?
次に挙げることは、SKSが考える重要ポイントの一部です。
答えを探すための、ヒントになると思います。
成功と失敗を分ける3つの理由(by SKS)
1.事業の目的は明確か?
2.計画を立てること、それを実行すること
3.モティベーションを維持できるか?
(*もちろん、他にも要因は多数ありますが、独断と偏見で、敢えて3つに絞りました。)
事業の目的
ビジョン、コンセプトなど、いろいろな言い方があると思いますが、(ここで、言葉の定義を細かく分類するつもりはありません)
ようするに、何のために、どこに向かって進むのかということです。
これが明確でないと、方向性が定まりません。
方向性が定まらないと、ターゲット(顧客)もぼやけます。
かのビル・ゲイツもこんなことを言っていますよね。
「成功の秘訣? それは大きなビジョンが持てるかどうかだけだよ。」
計画を立てること、それを実行すること
基本的なことですが、これが意外と難しい。計画の立て方もそうですが、これを日々実行できるかどうか・・・
計画と実際がズレきた場合に、キチンと修正軌道を取れるか。
以前、誰からか、ワタミの渡邉美樹氏の言葉として、
教えていただいたのが、こんな感じのことでした。
「夢を実現させるために、日付を設定したら、
その瞬間から夢は「目標」となり、具体的な行動が生まれる・・・」
モティベーション
動機づけなんて訳されていますが、ここで考えたいのは、自分のやる気、社員のやる気のことです。
創業時の強い想いを持続することができるか。
疲れたとき、厳しいとき、それでも事業を続けられますか?
社員のモティベーション(やる気)がアップすることは、会社を成長させます。
会社も、社長も、社員も、みんな成長したいものですね。