このところ、事業承継についての話題が増えてきました。
そこで、興味が湧いたので、会社を継ぎたいかなどの調査結果が無いかと思って調べてみたところ、
少し古い資料ですが、2019年版中小企業白書に次のようなものが見つかりました。
・・・第2部 経営者の世代交代
第2章・・・第2節
・・・6 事業を継ごうと思う理由・思わない理由
以下、抜粋です。
〔1〕積極的後継者候補が事業を継ぎたい・継いでもよい理由第2-2-57図 より31.2% 事業がなくなると困る人(取引先・従業員等)がいるから30.0% 事業に将来性があるから24.4% 自分の家族が協力的だから22.0% 事業の関係者(取引先・従業員等)と一緒に働きたいから19.6% やりたい仕事をできるから19.2% 社会の役に立てるから17.6% プライベートとの両立ができるから16.8% 十分な収入を確保できるから16.0% 企業文化、技術・ノウハウを守りたいから14.0% 組織のトップに立てるから6.0% 経営を補佐する人が信頼できるから5.6% 他の後継者候補が成長するまでの中継ぎが必要だから
〔2〕消極的後継者候補が事業を継ぐことに前向きでない理由第2-2-58図 より57.6% 自身の能力の不足40.4% 事業の将来性28.6% 現在の仕事への関心21.6% プライベートとの両立21.6% 自分の家族(配偶者、子供等)の都合18.6% 雇われる方がメリットが大きい17.8% 居住地の都合16.0% 事業を継ぐために何をしたらいいのかわからない12.2% 事業の関係者(従業員・取引先等)との人間関係10.0% 借入金の個人保証の引継ぎ9.6% 事業の経営理念・方針7.4% 現経営者が自分の代で事業を終えるつもりだから7.4% 現経営者の事業承継に関する意向を知らない7.0% 事業内容を知らない5.2% 他の有力な後継者候補の存在
以上、抜粋です。
いかがでしょうか?
事業を継ぎたい・継いでもよい理由の最上位、
31.2% 事業がなくなると困る人(取引先・従業員等)がいるから
とか、
下位の方にある
16.0% 企業文化、技術・ノウハウを守りたいから
14.0% 組織のトップに立てるから
6.0% 経営を補佐する人が信頼できるから
など、
いろいろと、考えさせられます。
消極的後継者候補が事業を継ぐことに前向きでない理由の
10.0% 借入金の個人保証の引継ぎ
あたりのパーセンテージを見ると、あまり状況を把握していないように思えます。
経営者にとって、いずれ考えなければならないテーマです。
ご参考になれば幸いです。
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