何が正解なのか分からない状況で

飯館村の概要

先日、「目黒区異業種交流フォーラム」にて、福島県飯舘村村長・菅野典雄さんの話しをお聞きする機会がありました。

飯館村は、2011.3.11の東日本大震災、東京電力・福島第一原発の事故による放射能汚染で全村避難となりました。(現在は一部地域を除き避難区域は解除)

再生に向けて精力的に活動されている菅野村長は、気さくな、人の好さそうな笑顔のおじさんといった印象で、芯が強く、熱いアイデアマンであることもわかりました。

国や東電と交渉するなかで、村民のかたとの板挟みに合うこともしばしばのようですが、
いつまでも被害者として、国や東電を糾弾し続けるだけでは、村は再生しないからと、理解しあい、柔軟に対峙し合い、提案し合うことを考えて復興に取り組んでおられます。

2015年には、仮設焼却炉(処理能力240トン/日)の設置を受け入れました。
(環境省が、飯舘村蕨平地区に総工費450億円をかけて設置、可燃性廃棄物の減容化事業に着手)

飯館村の除染ごみだけでなく、周辺の5つの自治体(福島市、南相馬市、伊達町、国見町、川俣町)の汚泥や農林廃棄物も受け入れて処理しているとのこと。

このあたりは、菅野村長の著作(後を読みました)にも出ています。
どんな考えで、仕組みづくりや、施策を行っているかご興味があれば読んでみてください。

「までいの村」にかえろう - 飯舘村長が綴る「あの日」からの7年 - (ワニブックスPLUS新書) 
書籍の”まえがき”に、「・・・全国の方々からの心あたたまる励ましに勇気をもらい、同じ数だけ届けられる罵詈雑言にさらされ、、、」とありました。

これまで、経験したことがないような、何が正解なのか分からない状況で決断をくだすことが、どれほど難しいことか、考えさせられました。

上に立つ人は、いいことばかり言ってるわけにはいかない。
時には、耳の痛いことも言わなければならない。
・・・このような言葉を、これまでにも聞いたことがありましたが、意味がよくわかります。

 ひきつづき飯舘村の復興を願っています。



SKSコンサルティング(資)問い合わせフォーム
電話: 03-3711-6388 [※受付 10:00~17:00]
 
 
 
雇うほどでもないと思う!?
週一回や、月一回でも、御社に経理担当者が伺います。
https://www.sks.tokyo



「たま~に聞きたいだけなんだ」
経理のスポット相談・メール相談でスッキリ
https://www.sks.tokyo


お問い合わせフォーム

名前

メール *

メッセージ *